メディアミックスとは?チラシとWEBの二刀流で集客アップ!
今回のコラムのテーマはメディアミックスについてです。
近年、デジタルメディアが急速に普及し、広告や宣伝の手法も多様化しています。しかし、従来のチラシや印刷物にも依然として多くのメリットがあります。
だからこそ、「チラシだけ」「デジタルだけ」ではなく、チラシとデジタルを組み合わせた「メディアミックス戦略」を取ることで、効果的な広告や宣伝を展開することができます。
メディアミックスとは
メディアミックスとは、異なる種類のメディアを組み合わせて、相乗効果を生み出す戦略や手法のことを指します。
異なるメディアを組み合わせることで、それぞれのメディアの強みを生かし合い、より効果的な広告や宣伝を展開することができます。
チラシのメリットとしては、直接手に取って読めることや、目に触れる機会が多いことが挙げられます。また、チラシを配布することで、地域や店舗に密着したプロモーションを行うことができます。さらに、チラシはデザインや用紙の選択肢が豊富であり、販促を工夫する余地があります。
一方、デジタルメディアのメリットは、インターネットやSNSを活用することで、多くの人に情報を届けることができます。また、デジタルメディアは動画や音声などの多様なコンテンツを利用できるため、情報を多角的に伝えることができます。さらに、デジタルメディアは分析やデータを活用し、効果を測定することができるため、効果的な施策を追求しやすいという特徴があります。
このように、チラシとデジタルメディアはそれぞれ異なる特徴やメリットがあります。チラシは直接的な情報伝達や地域密着のプロモーションに向いており、デジタルメディアは幅広い層にリーチし、多様なコンテンツを活用できるという点で強みがあります。
そのため、両者を組み合わせたメディアミックス戦略を取ることで、相乗効果を発揮することができます。
メディアミックスは、異なるメディアを選択し、それらを組み合わせることで、より幅広い層に情報を伝え、効果的にターゲットユーザーにリーチすることを可能にします。異なるメディアの特性や特長を理解し、それを最大限に活用することで、総合的な広告効果を向上させることができる戦略として、多くの企業や広告主に利用されています。
メディアミックスとは、すごくシンプルに言うと『複数のメディアを活用して販促を行う事』といいかえることができます。
メディアミックスは世代によって手段を変える必要がある
異なる世代の人々はメディアの利用傾向に差異があるため、メディアミックスの手法も世代によって適切に変える必要があります。異なる世代の人々が利用するメディアの傾向を考慮し、それに合ったメディアミックス戦略を展開することが重要です。
例えば、若年層に対する広告では、インターネットやSNSを活用することが一般的に効果的です。若い世代はデジタルメディアに慣れ親しんでおり、スマートフォンやSNSを積極的に利用する傾向があります。
一方で、中高年層に対する広告では、テレビやラジオなどの伝統的なメディアを活用することが効果的な場合があります。また、高齢者向けの広告では、チラシや新聞折込や郵便物などの郵送物を利用する方法も有効な場合があります。
さらに、世代によっては、趣味や興味関心によってもメディアの利用傾向が異なるため、それを考慮したメディアミックス戦略が必要となります。例えば、若年層に対する趣味やエンターテインメントに関連した広告では、YouTubeやインスタグラムなどの動画プラットフォームを活用することが効果的といえます。
メディアミックスは世代によって手段を変えなければいけない。
・X世代:1960年から1974年生まれ
→デジタルメディア普及前に成長した世代
・Y世代:1975年から1990年代前半生まれ
→デジタルメディアが普及し始めた世代(ミレニアル世代とも)
・Z世代:1990年代後半以降にかけて生まれた世代
→生まれた時からデジタルメディアがある世代(デジタルネイティブ)
X世代に効果的なメディアミックスとは?
X世代は、通常、1960年から1974年にかけて生まれた世代を指し、ベビーブーマー世代とミレニアル世代の間に位置します。デジタルメディアの普及前に成長し、世代によっては伝統的なメディアを利用する傾向がある一方で、デジタルメディアにもなじみがあります。
そのため、X世代に効果的なメディアミックス戦略は、伝統的なメディアとデジタルメディアを組み合わせることが一般的です。
おすすめメディアをご紹介
- テレビ広告: X世代は、昔からテレビCMやニュースから情報を得ているので現代もテレビを中心に情報を得る傾向があります。テレビ番組やニュースなど活用した広告は、X世代に訴求力がある場合があります。
- ラジオ広告: X世代は、通勤やドライブ中にラジオを聴くことが多いです。ラジオ広告を活用することで、X世代の方には多くアプローチすることができます。
- ポスティング・新聞広告: X世代は、新聞やチラシの購読率がため、チラシや新聞広告を活用することで興味関心のある層にリーチすることができます。
Y世代に効果的なメディアミックスとは?
Y世代は、一般的に1975年から1990年代前半にかけて生まれた世代を指し、ミレニアル世代とも呼ばれます。Y世代はデジタルメディアが普及し始めた世代であり、スマートフォンやSNSを頻繁に利用する傾向があります。
そのため、Y世代に効果的なメディアミックス戦略は、WEBやメール等のデジタルメディアを中心とした戦略が一般的です。
おすすめメディアをご紹介
- メールマガジンやメール配信: Y世代の多くは、連絡手段としてメールが主流でした。そのため、メールマガジンやメール配信を活用することで、興味を持つ情報を直接届けることができます。
- WEB広告: Y世代は検索エンジンを活用しての情報収集やオンラインショッピングを利用する方が多くなってきました。WEBでの広告を活用することで、興味を持つ情報を直接届けることができます。
- SNS広告: SNSの中には、30代を中心に利用しているものもございます。そのため、Facebook、Instagram、TwitterなどのSNS広告を活用することで、ターゲット層にリーチしやすくなります。
- オンライン動画広告: Y世代はYouTubeや動画配信サービスをよく利用する傾向がありますので、オンライン動画広告を活用することで、興味関心のある層にリーチしやすくなります。
Z世代に効果的なメディアミックスとは?
Z世代は、一般的に1990年代後半以降にかけて生まれた世代であり、デジタルネイティブ世代とも呼ばれます。
Z世代はスマートフォンやSNSを当たり前のように利用し、デジタル情報に慣れ親しんでいます。そのため、Z世代に効果的なメディアミックス戦略は、デジタルメディアを中心とした戦略が重要となります。
おすすめメディアをご紹介
- ショート動画広告: Z世代はショート動画コンテンツを好む傾向がありますので、TikTokやInstagram リールなどのショート動画広告を活用することで、短時間で興味を引きやすくなります。
- SNS広告: Z世代はSNSを頻繁に利用するため、Instagram、TwitterなどのSNS広告を活用することで、ターゲット層にリーチしやすくなります。特に、Instagram・twitter・TikTokなどはZ世代が多く利用しているツールとなっております。
- インフルエンサーとの連携: Z世代は、インフルエンサーから情報を集めることがあります。人気インフルエンサーとの連携を通じて製品やサービスの紹介を行うことで、興味を引きやすくなります。
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メディアミックスにチラシのポスティングは有効なのか
メディアミックス戦略は常に変化し、ターゲットユーザーのメディア利用傾向に合わせて最適化されるべきです。異なる世代や嗜好に合わせたメディアミックス戦略を展開することで、広告の効果を最大化することができます。
Z世代も含めてメディアミックスでリーチしたいならばSNSや新しいメディアを無視することはできません。
しかし、同時にX世代、Y世代へ情報もリーチをさせなければいけません。
全ての世代へ同時にリーチしたいと考えた時にそのメディアミックスの「キー」となるメディアとしてチラシのポスティングを活用することは有効であると言えます。
なぜなら、2023年4月現在、全ての世代が共通してほぼ、ポストを設置していてほとんどの場合、ポストの中に投函された物は一度目を通してから捨てるという事実があるからです。
Z世代の方が一人暮らしをされる際にはテレビは必需品ではなくなっていると聞きますが、アパートからポストを外している等という話は聞きません。
公的な郵便物や案内が紙ベースではなくなり始めるとまた別かもしれませんが現時点では重要なものはポストに届くので、ポストに入っているチラシ等は一度、必ず目を通してから捨てることになります。
これは、現時点ではX、Y、Z世代全ての世代が共通に行う数少ない動きのひとつであると言えます。
上記以外にもチラシのポスティングがX世代 Y世代 Z世代すべてに有効であると言われる理由は多くあります。
ポスティングがすべての世代に有効な理由
- メディア選択の幅広さ:X世代、Y世代、Z世代の間でメディア利用の傾向には差異がありますが、チラシのポスティングはオフライン媒体であるため、デジタルメディアをあまり利用しない層やデジタルに疎い層にも届きやすいという利点があります。
- 物理的な存在感:チラシは実際に手に持ったり、保管したり貼っておいたりできるなど、物理的な存在感があります。これにより、見ようとしなくとも偶然チラシを目にすることができるため、X世代、Y世代、Z世代を問わず広くアプローチすることができます。
- ターゲットエリアに焦点を絞れる:チラシは特定の地域に配布することができます。地域密着型の店舗やサービスを展開する場合には、チラシを特定の地域に配布することで、ターゲット層にアプローチしやすくなります。これにより、各世代に合った地域やエリアを選択して効果的なポスティングを行うことができます。
- 情報の簡潔さ:チラシは限られたスペースに情報をまとめる必要がありますので、情報の簡潔さが求められます。X世代、Y世代、Z世代を問わず、情報を簡潔に伝えることができるため、スピーディに情報を受け取りやすく、効果的なメッセージを伝えることができます。
- イベントやセールなどの期間限定性:チラシは期間限定のイベントやセールなどの情報を伝えるのに効果的です。期間限定性があることで、急いで行動しなければならないという意識を喚起し、興味や関心を引くことができます。これは、X世代、Y世代、Z世代を問わず、期間限定の情報を効果的に伝えることができる点で有効であると言えます。
- 視覚的な魅力:チラシはデザインやカラフルなイラスト、写真などを使って視覚的な魅力を持たせることができます。特にY世代やZ世代は視覚的な要素に敏感であり、目を引くデザインやインパクトのある画像があると興味を引きやすくなります。
- 身近な情報源:チラシは身近な情報源であり、日常生活の中で自然に目にすることができます。そのため、X世代、Y世代、Z世代を問わず、身近な情報源としての信頼性があります。特に口コミや友人・知人の情報に重きを置くY世代やZ世代には、身近な情報源としてのチラシの効果が高いと言えます。
- 読みやすさと手軽さ:チラシは短い文章やポイントをまとめて伝えるため、読みやすく手軽に情報を受け取ることができます。また、持ち運びが便利であるため、外出先で気軽にチラシを手に取ることができます。特に移動中や待ち時間などの空き時間に、手軽にチラシを見ることができるため、効果的なメディアミックスの一手段として利用されます。
まとめ
チラシのポスティングはX世代、Y世代、Z世代を問わず、幅広い層にアプローチすることができるメディアミックスの一手段として、数々の利点を持っています。
各世代の特性や行動傾向を考慮しつつ、様々なメディアと複合的にチラシを活用することで、より効果的なメディアミックスを実現することができます。
今の世の中、なんでもデジタルが良い!と思い込むことなく、お料理をする際に、様々な包丁を活用するがごとく、チラシという一見アナログな媒体も、最新のデジタルメディアも活用しながら販促を工夫していくと、より高い成果をえられるのではないでしょうか?
チラシのポスティングをキーにしたメディアミックス。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ気軽に各地のアドポスへご相談ください。
ありがとうございました。
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